AIツール更新まとめ 10/16

【AIツール更新まとめ 10/16】アイキャッチ

今回の更新まとめ

対象は前回(10月15日分)のあと、2026年10月16日9時20分(日本時間)までに公式サイトと公式Xで発表されたものです。

  • Anthropic(新機能):Claude Codeのコードレビューが正式版に。Opus 5.5の高速モードも正式提供。Claude Code 2.1.301とデスクトップアプリも更新
  • OpenAI(新機能):ChatGPTがChromeのタブを使えるように(今回の主役)。音声の新モデルGPT-Live-1.1、Sitesの企業向け正式提供、Codex CLI 0.163.0
  • Cursor(新機能):新モデル「Muse Wonder」が使えるように
  • xAI(Grok):発表なし
10月15日分のあと〜10月16日9:20(日本時間)のAIツール更新一覧(会社別)。AnthropicはClaude Codeのコードレビュー正式版(7:51)とOpus 5.5高速モードの正式提供(5:09)、OpenAIはChatGPTがChromeのタブを操作(5:02)と音声の新モデルGPT-Live-1.1(3:19)、CursorはMuse Wonderに対応(7:56)、xAIは発表なし

Anthropic:Claude Codeのコードレビューが正式版に

Anthropicの開発者向け公式アカウントは7時51分、Claude Codeのコードレビュー機能が、TeamとEnterpriseプランで正式版になったと発表しました。コードの変更を取り込む前に、AIが不具合を探して指摘する機能です。

試験提供のころと比べ、多くのレビューが約3倍速く終わり、重要な不具合をより多く見つけます。指摘では「何が問題か、どんなときに起きるか、どう直すか」を短くまとめます。管理者はリポジトリ(コードの保管場所)ごとに、Quick、Standard、Deepの3段階から確認の深さを選べます。

Claude Codeのコードレビューを始める4ステップ。管理者が設定でオンにする、リポジトリを選ぶ、Quick・Standard・Deepから深さを選ぶ、新しいプルリクエストのたびに自動でレビュー

管理者がオンにして対象を選べば、あとは新しい変更の依頼(プルリクエスト)のたびに自動でレビューが走り、開発者側の設定はいりません。条件を満たすEnterpriseの組織は、1月15日までに申し込むと1万ドル以上のレビュー用クレジットを受け取れます。クレジットは受け取ってから30日で失効します。

また5時9分には、Claude Platform(API)でOpus 5.5の高速モードが試験提供を終え、順番待ちなしで使えるようになりました。中身は同じOpus 5.5のまま最大2.5倍速く、料金は100万トークンあたり入力8ドル、出力40ドルです。Microsoft Foundryでも使え、Google Cloudにも近く対応します。Claude Codeの高速モードは変わりません。

公式の更新履歴によると、10月15日付でClaude Code 2.1.301と、デスクトップアプリ(v2.42304.0)も更新されました。Claude Codeでは、一度に扱える量の少ないモデルに切り替えたとき、長い会話を前のモデルが先に要約するようになりました。デスクトップアプリでは、起動しても画面が開かないことがある不具合などが直っています。

OpenAI:ChatGPTがChromeのタブを使えるように

ChatGPTの公式アカウントは5時2分、Chromeを使う人向けに、ChatGPTがブラウザを操作する機能を広げると発表しました。

できることは使い方で変わります。ふだんの「Chat」で質問すると、開いているタブをまとめて読み、情報を集めて答えます。作業を任せる「Work」では、ChatGPTがタブを実際に操作し、メッセージの送信、フォームの入力、ファイルのダウンロードまで行います。開きっぱなしのタブを整理してグループに分けることもできます。さらに、Chromeのタブの横にChatGPTを開き、これまでの会話の履歴を使いながら、見ているサイトについて相談できるようになりました。

ChatGPT in Chromeの3つの使い方。Chatではタブを読んで答える(料金ページの比較など)、Workではタブを操作して代行する(送信・入力・ファイル保存)、タブの横ではサイトを見ながら相談できる(過去の会話もそのまま)

公式は「開いている料金ページを比べて」「この記事の主張と根拠をやさしく説明して」といった頼み方を紹介しています。使うにはChromeの拡張機能を入れます。すべてのプランが対象です。Workでの送信や入力は取り消しにくい操作なので、最初は送る前に内容を確かめる使い方から始めると安心です。

3時19分には、音声の新モデル「GPT-Live-1.1」も発表されました。ChatGPT、Codex、dotsの音声会話で声の種類が増え、発音が自然になり、「確認しています…」と待たされる場面が減ります。新しい声には日本語も含まれ、すべての利用者に順次届きます。API(外部のプログラムから使う窓口)には近く対応します。

ほかに5時39分には、ChatGPTで社内向けのアプリを作れる「Sites」が、Enterpriseプランで正式提供になりました。条件を満たすワークスペースでは、新しく作るSitesのデータの保管場所を米国かEUに指定できます。開発者向けのCodex CLIも0.163.0になり、Codexが答えている途中に追加の指示を送って、すぐに向きを変えられるようになりました。

Cursor:新モデル「Muse Wonder」に対応

Cursorの公式アカウントは7時56分、Meta Superintelligence Labsの新モデル「Muse Wonder」が使えるようになったと発表しました。Cursor独自の評価(CursorBench)で、標準の設定で46.1%と、Museシリーズで最も高い点です。料金は100万トークンあたり入力4ドル、出力20ドルです。

xAI(Grok):発表なし

今回の期間に、xAIの新しい公式発表はありませんでした。

まとめ

今回の主役はChatGPTがChromeのタブを読み、操作できるようになったことでした。AIに質問するだけでなく、ブラウザでのいつもの作業そのものを任せる流れが、多くの人が使うChromeにも広がっています。次回も各社の公式情報から非エンジニア向けにお届けします。


参考リンク

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