今回の更新まとめ
対象は前回(10月22日分)以降、2026年10月23日9時15分(日本時間)までに公式サイトと公式Xで発表されたものです。
- Anthropic(提供拡大・仕様変更):Claudeの全機能をGoogle Cloudの契約で使えるように。Claudeアプリは来週から自動モードが標準に。Claude Codeは2.1.309に
- OpenAI(提供開始):選択肢の決まった判断に絞ったDecisions APIを正式公開
- xAI(新機能):Grok Botが報告書などの「Pages」作成と動画作成に対応
- Google(新機能):GeminiがGoogleマップの検索や保存した場所を、カレンダーと合わせて参照

Anthropic
Google CloudでのClaude
Claudeの公式アカウントは23日(金)6時21分、「Claude Models on Google Cloud(Anthropic managed)」の正式提供を発表しました。Google Cloudのアカウントのまま、Claude APIの機能をすべて使えます。長時間動くエージェントを任せられるClaude Managed Agents、コードの実行、Opus 5.5の高速モードも含まれます。新しい機能やベータ版は、Anthropicが直接提供するClaude Platformと同じ日に使えるようになります。

ログインや権限の管理はGoogle Cloudで設定済みのものをそのまま使い、支払いはGoogle Cloudの請求書にまとまります。Google Cloudとの契約で決めた利用額の枠にも充てられます。すでにGoogle Cloudを使っている会社は、今の契約や権限の設定のまま、最新のClaudeを自社のシステムに組み込めます。今は米国とグローバルの2つの接続先で使えます。Opus 5.5の高速モードの料金は、入力100万トークンあたり8ドル、出力40ドルです。
Claudeアプリの自動モード
Claudeの公式アカウントは23日(金)5時4分、来週からPro・Max・Teamプランで、Claudeのウェブ版、デスクトップアプリ、スマートフォンアプリでの作業が標準で「自動モード」で動くと発表しました。Claudeは手順ごとに承認を求める代わりに、危険な操作を自動で見分けて止めます。手動の承認にはいつでも戻せます。承認のたびに画面の前で待たずに済み、まとまった作業を任せやすくなります。
Claude Code
公式の更新履歴によると、22日付でClaude Codeの2.1.308と2.1.309が出ました。とても大きなCLAUDE.mdを読み込んだあと、会話の要約が何度も繰り返される不具合が直りました。デスクトップアプリとVS Codeで確認を省く設定にしている場合は、Claude Codeが危険な削除のコマンドをすぐに止めて書き換え方を示すようになりました。画面から離れている間も作業が止まりません。
Claudeのデスクトップアプリ
Claude Cowork Changelogに、22日付でv3.1623.4とv3.6556.1が加わりました。Coworkでは、決まった時間に動かす作業や、バックグラウンドで動いている作業で、インストール済みのプラグインやスキルが見つからない不具合が直りました。決まった時間に任せた作業も、いつものプラグインやスキルを使って進みます。アプリ全体では、Windowsで「Reset App Data」を実行すると、Claudeのデータ以外のファイルまで消えることがある不具合が直っています。
OpenAI
OpenAIの開発者向け公式アカウントは23日(金)4時7分、問い合わせの分類や依頼の振り分け先など、答えの選択肢が決まっている判断に絞った「Decisions API」の正式提供を発表しました。Responses API経由でGPT-6 Lunaを使う場合より最大10倍速く答えを返します。10月7日のベータ公開以降、音声で会話するGPT-Liveとの連携、同じ資料を繰り返し渡すときにAPI料金を抑えるプロンプトキャッシュ、処理する地域を米国か欧州に限る設定が加わり、1回で尋ねられる質問は200から400に増えました。システムのデータをJSONのまま渡したり、質問の指示に画像を入れたりもできます。自社のアプリや社内システムで受け付けた内容をすぐに仕分けたい場合に、待ち時間とAPI料金を抑えられます。
ChatGPTの公式アカウントからの発表はなく、Codexの更新履歴にも新しい項目はありませんでした。
xAI
Grok Bot
Grok Botの更新履歴に、22日付でv0.75.2が加わりました。0.72.0以降の変更をまとめた版です。Grok Botが報告書やメモ、ダッシュボードといった「Pages」を作れるようになり、利用者と一緒に編集したり、Grok Botに内容を更新し続けてもらったりできます。説明文や共有した画像から動画も作れます。

Gmailの下書きや送るメールにファイルを添付したり、Googleカレンダーの予定をまとめて作成・変更・削除したりもできるようになりました。Grok Botは送るリンクを事前に開き、つながらないものは外します。毎週の報告書を一から作る手間が減り、メールや予定の整理もまとめて頼めます。
Geminiの公式アカウントは23日(金)3時53分、利用者が許可すれば、GeminiがGoogleマップでの検索や保存した場所を、Googleカレンダーの予定と合わせて参照し、その日に合ったおすすめを出せるようになったと発表しました。予定の合間や帰りに立ち寄る店を選ぶときに、保存しておいた候補から選んでもらえるため、場所を一つずつ調べる手間が減ります。
Geminiアプリの更新履歴に新しい項目はありませんでした。
まとめ
今回はいつもの環境のままAIを使いやすくする発表が続きました。Google Cloudを使っている会社は、今の契約と請求のままClaudeの最新機能を使えます。Claudeアプリは来週から自動モードが標準になり、承認を待つ時間が減ります。Grok Botには報告書の作成から更新までを任せられるようになりました。
参考リンク
- Claude公式X(Claude Models on Google Cloud、2026年10月23日6:21 JST)
- The full Claude Platform, available on Google Cloud(Claude公式、2026年10月22日)
- Claude Developers公式X(Google Cloud、2026年10月23日6:27 JST)
- Claude公式X(自動モード、2026年10月23日5:04 JST)
- Claude Code Changelog(2.1.308、2.1.309)
- Claude Cowork Changelog(v3.1623.4、v3.6556.1)
- Build more responsive apps with the Decisions API(OpenAI、2026年10月22日)
- OpenAI Developers公式X(Decisions API、2026年10月23日4:07 JST)
- ChatGPT & Codex changelog
- Grok Bot Changelog(v0.75.2)
- Cursor Changelog
- Gemini公式X(Googleマップとの連携、2026年10月23日3:53 JST)
- Gemini Apps Release Notes




