今回の更新まとめ
対象は前回(10月26日分)以降、2026年10月27日9時15分(日本時間)までに公式サイトと公式Xで発表されたものです。
- Anthropic(新機能・不具合修正):Claude Code 2.1.311で、長い会話でも作業が止まらないように。非営利団体向けのプラグインも公開
- OpenAI(新機能):GPT-6.1 TerraがChatGPT WorkとCodexで使えるように
- xAI(新機能・改善):Grok Botが承認のルールを会話の中で変えられるように。CursorはAgent SDKを一般提供
- Google:発表はありませんでした

Anthropic
Claude Code
Claude Code Changelogによると、26日付でClaude Code 2.1.311が出ました。標準の長さで使っている会話で、やりとりが20万トークンを超えると「Usage credits required for 1M context」と表示されて止まる不具合が直りました。今後は会話を要約して、そのまま作業を続けます。「/usage」の利用上限の内訳には、キャッシュが効かずに多く消費した分も表示されるようになり、トークンを無駄に使っている箇所を見つけやすくなります。Slackにつないでいる場合は、利用者が名前を挙げていないチャンネルに投稿する前に、Claude Codeがそのチャンネルのトピックに書かれた投稿ルールを確認します。ProとMaxのアカウントでは、前回の起動から1時間以内なら起動が速くなりました。
Claude for Nonprofits
Anthropicは27日3時4分、Claudeの公式Xで、認定を受けた非営利団体向けの「Claude for Nonprofits」プラグインを公開しました。これまでの非営利団体向けの提供は、割引や外部サービスとの連携が中心でした。今回のプラグインは約30の団体と一緒に作ったもので、資金調達、広報、採用の作業を進めるスキルが入っています。記録の置き場所などの団体の情報をClaudeが最初に整理し、ほかのスキルはそれを読んでから作業するため、作業のたびに参照先を伝え直す手間が減ります。
OpenAI
OpenAIは27日3時6分、公式Xで新しいモデル「GPT-6.1 Terra」を発表しました。画面に映っているものを読み取り、ブラウザやパソコン上のアプリをまたいで操作する作業に向けた、速く効率のよいモデルです。ChatGPT WorkとCodexでは、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduのプランで使えます。ChatGPTのデスクトップアプリかWeb版のChatGPT Workで、「Advanced」のモデル一覧から選びます。通常のChatでは選べません。

前のGPT-5.6 Terraと比べると、同じ利用枠でこなせる作業が増え、GPT-6.1 SolやGPT-6 Astraを使う場合と比べても利用枠が大幅に長持ちします。OpenAI社内の評価では、誤りを誘いやすい質問での誤答の割合が、推論を軽くした設定で53.6%から16.7%に下がりました。APIでは「gpt-6.1-terra」として使えます。標準の料金は入力100万トークンあたり1ドル、出力5ドルで、GPT-5.6 TerraやGPT-6.1 Solの半額です。届いた請求書を読み取って会計ソフトに入力するような、件数の多い作業を自動化しやすくなります。
xAI
Grok Bot
Grok Bot Changelogに、24日付でv0.75.8が加わりました。0.75.6と0.75.7の変更も含む版です。承認なしで進めてよい操作を決める「Auto-review」のルールについて、Grok Botが追加・変更・削除の案をカードで示し、利用者が確認すると反映されるようになりました。使うにはGrok Bot 0.75.2以降が必要です。会話の中で出てきた要望を、そのままルールにできます。Auto-reviewは承認カードを出す前にもう一度操作を見直すため、安全な操作で承認を求められる回数が減ります。

予定の調整では接続済みのGoogleカレンダーかOutlookカレンダーを使い、どちらもつながっていないときだけ接続を勧めます。Xなどのコネクタに新しいツールや項目が加わったときは、つなぎ直さなくても使えるようになりました。ルーティンなどからGrok Botが利用者に代わってSlackに投稿しても、利用者のスマートフォンに通知が届かず、未読の数も増えません。
Cursor
Cursorは27日3時58分、公式Xで「Agent SDK」の一般提供を発表しました。Cursor Changelogでは20日付の項目です。指示はMarkdown、使うツールはTypeScriptで書き、ひとつのフォルダにまとめたものをエージェントとして動かします。動かす場所はCursorのサーバーでも自社のサーバーでも構いません。GitHubのプルリクエスト、Slackでのメンションやダイレクトメッセージ、決まった時刻などをきっかけに自動で動き、同じスレッドでの続きは同じ会話として引き継ぎます。エディタでそのつど頼む使い方とは別に、決まった仕事を受け持つ専用のエージェントを用意できます。また、組み込みの評価機能で変更のたびに動きを確かめられます。
27日7時2分には、DeepSeek V4.1 FlashをCursorで選べるようになったと発表しました。Cursorの評価では1件あたり0.60〜0.98ドルで、どの推論の強さでも、同じ費用でこれより点数の高いモデルはないとしています。設定の「Models」から有効にでき、費用を抑えたい作業で選べるモデルが増えます。
発表はありませんでした。
まとめ
今回は作業を任せる範囲と費用の両面で選択肢が広がる更新が並びました。OpenAIは画面を読み取って操作するGPT-6.1 Terraを出し、APIの標準料金は前のモデルの半額になりました。CursorはDeepSeek V4.1 Flashを加え、自社用のエージェントを作るAgent SDKも一般提供しました。Claude Codeは長い会話でも止まらずに続けられるようになり、Grok Botは承認のルールを会話の中で調整できるようになりました。
参考リンク
- Claude Code Changelog(2.1.311)
- Claude公式X(Claude for Nonprofits、2026年10月27日3:04 JST)
- Expanding Claude for Nonprofits
- OpenAI公式X(GPT-6.1 Terra、2026年10月27日3:06 JST)
- Introducing GPT-6.1 Terra
- ChatGPT & Codex changelog(GPT-6.1 Terra in Work and Codex)
- Grok Bot Changelog(v0.75.8)
- Cursor公式X(Agent SDK、2026年10月27日3:58 JST)
- Cursor Changelog(Agent SDK)
- Cursor公式X(DeepSeek V4.1 Flash、2026年10月27日7:02 JST)




