今回の更新まとめ
対象は前回(10月23日分)以降、2026年10月26日9時20分(日本時間)までに公式サイトと公式Xで発表されたものです。土日の発表も含みます。
- Anthropic(新機能・不具合修正):Claude Codeで、時間のかかる作業をプラグイン側に任せられるように。Claude Codeは2.1.310に
- OpenAI(新機能・不具合修正):Codex CLI 0.164.0で、よく使う指示を番号で呼び出せるように
- xAI(新機能・改善):Grok Botがログイン情報を保管して入力できるように。Cursorはブラウザ以外のアプリも操作できるように
- Google:発表はありませんでした

Anthropic
Claude CodeのMCP TasksとElicitations
Anthropicは24日(土)3時24分、Claude Developersの公式Xで、ClaudeがMCPの「Tasks」と「Elicitations」に対応すると発表しました。これまでも、Claude Codeの中でサブエージェントに作業を分けることはできました。Tasksでは、長くかかる処理をプラグイン側のサーバーが引き受けて進めます。Claudeは受け付けた時点で手が空き、終わるのを待たずに別の作業を続けられます。Elicitationsでは、プラグインだけでは決められない情報や、このまま進めてよいかの確認を、途中で画面のダイアログとして利用者に求めます。Claudeが聞き返すのではなく、作業を進めているプラグイン側から確認が入ります。

発表時点ではClaude CodeのCLIで使え、ほかのClaude製品にも順次広がります。公式ドキュメントによると、CLIのTasksは公開ベータで、Claude Code 2.1.304以降が必要です。
Claude Code
Claude Code Changelogによると、23日付でClaude Code 2.1.310が出ました。Enterpriseプランでは、クラウドでの作業とRemote Controlを使える人を、オーナーが役割ごとに決められるようになりました。これまで一括だった権限を、役割ごとに分けられます。画像のデータや長いコードのように、文字がたくさん入った会話では、「Prompt is too long」のエラーのあとに会話を要約しても長いまま残り、次の依頼もまた失敗する不具合が直りました。エラーのあとに要約すれば、次の依頼も通ります。VS Codeでは、計画の確認画面で「Send feedback and keep planning」をEnterキーで選ぶと、コメントを送るはずが計画を承認してしまう不具合が直りました。コメントを送るつもりでEnterを押しても、計画がそのまま進むことはありません。
OpenAI
ChatGPT & Codex changelogによると、23日付でCodex CLI 0.164.0が出ました。よく使う指示やスラッシュコマンドを「/presets」に最大10個まで保存し、キーボードのメニューから番号で呼び出せます。同じ指示をそのつど打ち直さずに済みます。「/model」と「/permissions」に続けて書くだけで、モデルや推論の強さ、速度、権限の設定を切り替えられます。メニューを開いて選ぶ手順が減ります。会話の要約に失敗したときに、途中までの要約が残らなくなりました。再開した会話は保存していた設定のまま戻るため、設定をやり直す手間が省けます。Windowsでは、認証を求める社内のプロキシを通しても、サインイン中のアカウントでつながるようになりました。社内ネットワークからも使いやすくなります。
xAI
Grok Bot
Grok Bot Changelogに、23日付でv0.75.5が加わりました。0.75.3と0.75.4の変更も含む版です。ログイン情報やカード、連絡先を設定画面の「Vault」に保管し、サイトへのサインインや購入の手続きで入力できるようになりました。使うにはGrok Bot 0.75.2以降が必要です。これまでそのつど渡していた情報を、一度保管すれば使い回せます。Grok Bot自身の受信箱に届いたメールを、元の書式や画像、添付ファイルのまま転送することもできます。

Slackでは、Grok Botが送ったメッセージごとに誰の依頼かを記録するため、スレッドの誰でも依頼した人を尋ねられます。利用者が自分の言葉で頼んだ操作では、これまでより承認を求める回数が減りました。承認を断ったあとは、利用者が次のメッセージを送るまでGrok Botが同じ操作をくり返しません。ルーティンは、全体で1時間に100回までだった上限が300回になり、1つのルーティンでは200回まで動かせるため、より多くの作業を自動で回せます。
Cursor
Cursorは24日(土)0時59分、公式Xで、エージェントがパソコンを操作する「Computer Use」を発表しました。これまでブラウザを中心に操作していましたが、パソコン上のどのアプリでもクリックや入力ができ、作った機能をiOSシミュレーターなどで試せます。必要な場面ではCursorが自分で使い、依頼の文に「@Computer Use」と入れて頼むこともできます。Cursorを最新版に更新すると使えます。作ったあとに自分で操作して確かめる手間が減ります。
発表はありませんでした。
まとめ
週末をはさんだ今回は、これまで自分の手元やClaude Codeの中で抱えていた作業を、外に任せやすくする更新が続きました。Claude Codeは時間のかかる処理をプラグイン側に任せられ、Grok Botはログイン情報を保管して入力し、承認を求める回数も減りました。Cursorにはブラウザ以外のアプリでの動作確認まで任せられます。
参考リンク
- Claude Developers公式X(MCP Tasks and Elicitations、2026年10月24日3:24 JST)
- Claude Developers公式X(提供範囲、2026年10月24日3:24 JST)
- Connect Claude Code to tools via MCP(MCP tasks that run on the server)
- Claude Code Changelog(2.1.310)
- ChatGPT & Codex changelog(Codex CLI 0.164.0)
- Grok Bot Changelog(v0.75.5)
- Cursor公式X(Computer Use、2026年10月24日0:59 JST)
- Cursor公式X(使い方、2026年10月24日0:59 JST)




