今回の更新まとめ
対象は前回(10月19日分)以降、2026年10月20日9時15分(日本時間)までに公式サイトと公式Xで発表されたものです。
- Anthropic(改善):Claude Code 2.1.304で、利用上限を大きく使いそうな会話の再開前に警告。OSS Scannerの最初の検査結果も公表
- OpenAI(新機能):ChatGPTのスライドを複数人で同時に編集。COBOLなど古い言語からの移行の精度が大きく向上
- xAI:Grok Bot、Cursorとも発表なし
- Google(新機能):Gemini Notebookで、スライドと動画の構成を仕上げる前に確認・修正

Anthropic
Claude Code
公式の更新履歴によると、Claude Codeは19日付で2.1.304になりました。ProプランとMaxプランでは、しばらく使っていなかった会話を再開するときに、5時間ごとの利用上限を大きく使いそうなら先に警告が出ます。そのまま再開するか、新しい会話を始めるかを選べます。新しい会話でも、前の会話に触れれば、Claude Codeがその内容を探して参照します。気づかないうちにトークンを無駄に使うことを防げます。

一定の間隔で作業を再開する機能では、1時間後の再開が、会話の一時保存が消えた直後に始まってしまい、会話を最初から読み直していた不具合が直りました。これでトークンを無駄に使わずに済みます。クラウドで始めた会話はプラグインの準備を待たずに最初の返事に取りかかるため、待ち時間が減ります。Coworkで決まった時間にクラウドで動かす作業では、画面から離れている間にWebページを開く承認が必要になると、作業を分担するエージェントごとに5分ずつ止まっていた不具合も直り、作業が滞りにくくなりました。
コードレビューでは、管理者の設定で、GitHubの組織にあるすべてのリポジトリを、あとから追加するものも含めて対象にできるようになりました。リポジトリを1つずつ選ぶ手間が省けます。
OSS Scanner
Anthropicの開発者向け公式アカウントは20日(火)6時47分、重要なオープンソースのプロジェクトに、最も性能の高いモデルによる定期的な脆弱性の検査を無料で提供するOSS Scannerを紹介しました。見つけた問題には再現の手順と、可能な場合は修正案が付きます。最初の検査では、モデルが「重大」と判定した問題77件と「高」と判定した問題803件を、すでに各プロジェクトの管理者へ報告しています。多くの業務ソフトはオープンソースの部品を使って作られているため、その弱点が早くふさがれれば、使う側の安全にもつながります。
OpenAI:ChatGPTのスライドを複数人で同時に編集
ChatGPTの公式アカウントは20日(火)4時30分、ChatGPTのスライド作成機能を更新したと発表しました。資料をほかの人と共有し、同時に編集したり、コメントを残したりできます。集まったコメントは、ChatGPTやdotに頼めばスライドに反映されます。文字の書き換えやグラフの更新、画像や図形の移動・大きさの変更も、スライドの上で直接できるようになりました。小さな直しのたびに作り直しを頼まずに済み、修正のやり取りが減ります。会話や共有したファイルをもとに作るよう頼めば、スライド作りを始められます。できたスライドはChatGPTの中で発表するか、PowerPointやGoogleスライドに書き出せます。Pro、Business、Enterpriseの各プランで使えます。
OpenAIの公式アカウントは20日(火)7時30分、COBOLやFortran、Visual Basicのように、学習に使える資料が少ないプログラミング言語での開発と移行の性能が上がったと発表しました。COBOLのプログラムを別の言語に移し、動きが変わらないかを確かめる評価で、GPT-6.1 Solの正答率は推論の設定を低くした状態で86.6%でした。同じ設定のGPT-5.6 Solは5.4%です。GPT-6.1 SolはAPIの費用もGPT-5.6 Solより39%少なく済んでいます。推論を深くすると97.9%に達します。古い言語で書かれた業務システムを新しくするときの選択肢が広がります。ただし公式は、実際のシステムに使うには専門家の確認と試験が必要だとしています。Codexの更新履歴に新しい項目はありませんでした。
xAI
発表はありませんでした。
Google:Gemini Notebookで、仕上げる前に構成を確認
Googleは20日(火)2時の公式ブログで、Gemini Notebookのスライドと動画の解説(Video Overviews)を、順を追って一緒に作れるようにしたと発表しました。チャットで頼むと、手元の資料をもとに入れる話題を提案し、確認したあとで内容や見た目、形式を指示できます。

新しく加わった「Review」をオンにすると、仕上げる前にスライドの構成メモや動画の進行メモを確かめ、「最初に要点のまとめを入れる」「場面の順番を入れ替える」といった指示を加えられます。できあがってから作り直すより、待ち時間もやり直しも少なく済みます。今後1週間で、Gemini Notebookのすべての利用者に順次提供されます。Geminiアプリの更新履歴に新しい項目はありませんでした。
まとめ
今回は、作業の前や途中で確かめる機会を増やす更新が目立ちました。Claude Codeの再開前の警告、ChatGPTのスライドの直接編集、Gemini Notebookの構成の確認は、いずれもできあがってから直す手間とトークンの無駄を減らします。
参考リンク
- Claude Code Changelog(2.1.304、2026年10月19日)
- Claude Desktop Changelog(v2.42304.2、2026年10月19日)
- Claude Devs公式X(OSS Scanner、2026年10月20日6:47 JST)
- Claude Devs公式X(最初の検査の結果、2026年10月20日6:47 JST)
- OSS Scanner(Anthropic)
- ChatGPT公式X(ChatGPT Slidesの更新、2026年10月20日4:30 JST)
- ChatGPT Slides
- OpenAI公式X(古い言語でのコーディング、2026年10月20日7:30 JST)
- OpenAI「Advancing coding in low-resource programming languages」(2026年10月19日)
- ChatGPT & Codex changelog
- xAI News
- Cursor Changelog
- Google公式ブログ(Gemini Notebook、2026年10月20日2:00 JST)
- Gemini Apps Release Notes




